人気、実力とも女子と大差 男子バレーに巣食う派閥の論理

公開日: 更新日:

「バレー協会やOBの中では『データやコーチングに関しては欧米の方法を取り入れたとしても、指導者は国内の人材を育てたい。ここは実績のある新日鉄ラインで固めるべき』という話も出ていた」(関係者)

 男子の五輪メダルは72年ミュンヘンの金が最後。東京五輪は開催国特権で出場できるが、もちろんメダルの可能性はゼロに等しい。

 一方、12年のロンドン五輪で銅メダルを獲得した女子の監督に就いた中田は、史上最年少の15歳で代表に選出され、ロス五輪で銅メダルを獲得。ソウル、バルセロナと五輪3大会に出場した。現役引退後、久光製薬で監督就任1年目に優勝。人目も気にせず選手を怒鳴る姿から「鬼軍曹」と恐れられているが、キャラクターの濃さと指導者としての実績から、人気が高い。

 男子はコネ監督のレッテルまで貼られて、女子との差は広がるばかり。9月のWGCでいいところを見せたいところだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動