9敗中5敗が逆転負け…巨人に高木京“一軍早期復帰”待望論
こうなると、「あの男」の支配下登録、一軍復帰が冗談ではなくなってくる。
野球賭博関与による1年間の失格処分から育成選手として復帰し、この日、15年10月以来、約1年半ぶりに実戦登板を果たした高木京介(27)だ。三軍でBCリーグ交流戦・BC武蔵戦に八回から登板。1イニングを16球、無安打無失点で1四球、2奪三振、最速は143キロだった。
「開幕前に育成契約した時の高木京はガリガリにやせ細っていて『大丈夫か』と心配されたが、1カ月で体も球威も以前に近い状態に戻ってきた。この日はカーブと直球で三振を取ったが、新たにフォークを投げるようになり、以前より三振が取れるようになった。一軍はリリーフ左腕を探しているので、早い段階での京介の支配下登録は十分あり得るのではないか」(三軍関係者)
この日の広島戦でベンチ入りした救援投手7人のうち、左投手は池田、乾、中川、山口鉄の4人。半数以上が左というのは珍しい。それだけ不安なのだ。昨季はリーグワーストの38度の逆転負け。課題の六、七回の安定度アップへ、高木京に白羽の矢が立つ可能性はある。