アストロズ青木宣親 一気マルチで日米通算2000安打達成
ベテラン外野手が節目の数字に到達した。
アストロズ・青木宣親(35)が11日(日本時間12日)のエンゼルス戦で「9番・左翼」でスタメン出場し、「日米通算」2000安打を達成した。残り「2本」として臨んだ青木。四回の第2打席で相手の先発右腕チャベスから中越えの適時二塁打を放ってあと1本に迫ると、六回には左前に運んで大台到達である。この日は今季2度目の猛打賞で自身の記録達成に花を添えた。
事前に球団や地元ヒューストンメディアが記録達成をあおっていたからだろう。青木が六回に安打を放つと、ベンチのナイン、本拠地のファンがスタンディングオベーションで祝福。一塁ベース上で照れくさそうにしていた青木はナインに指示され、ヘルメットを掲げてスタンドのファンの声援に応えた。
日本の選手が日米にまたがって2000安打を達成したのはイチロー(現マーリンズ)、松井秀喜(元ヤンキース)らに続いて7人目。青木は04年から11年までプレーしたヤクルトで1284安打をマークし、今季が6年目のメジャーでは716本目だった。
▽青木のコメント
「(六回は)ここで決めようという気持ちだった。プロの世界に入って2000本を意識したことはなかったが、自分の野球の歴史の中に刻んだことはうれしい。今後もチームに貢献してワールドチャンピオンになるのが最大の目標」