阪神超長期“死のロード”より酷 2位争いDeNAの“死の日程”
阪神は28日の中日戦(ナゴヤ)を皮切りに、いわゆる「死のロード」がスタートした。今季は計31日間、9カード27試合が組まれるロングラン。順調に試合をこなすと、球団史上最多の試合数になるという。
もっとも、金本監督は「今はロードという時代じゃない」と言っているように、本拠地で戦えないハンディはゼロではないだろうが、今年の阪神はむしろ環境に恵まれているといえる。全9カード中、京セラの主催試合が2カード組まれるなど、6カードがドーム球場で行われるのだ。
いくらナイター開催とはいっても、屋外球場は負担が大きい。試合前練習は昼間にやるし、夜もグラウンドレベルはかなり蒸し暑い。「芝が太陽の光を吸収して夜も熱がこもっている。涼しい時期に比べて疲労度は雲泥の差です」とは、屋外球場を使用する球団の主力選手だ。
その点、エアコンが効いているドーム球場はとりわけ連投が求められるリリーフ投手やベテランにとってはプラス。球場に行く時間が遅くて済むビジターチームは、朝をゆっくり過ごせるし、睡眠もしっかりとれる。「夏はドームのビジターに限る」という選手も少なくないのだ。