初マラソンでVも “浪速の腹筋娘”松田瑞生これからの課題
「初マラソンでの優勝は立派ですが、問題はこの先です。例えば、前田彩里(26)は2度目のマラソンだった15年名古屋(2時間22分48秒)で優勝したが、その後はさっぱり。初マラソンで17年名古屋(2時間21分36秒)に勝った安藤友香(23)も、今回は2時間27分台の3位と期待を裏切った。初マラソンで独走勝ちの松田も今後に不安を残す。先週のドバイマラソンではエチオピアの4人が2時間20分を切っている。海外のレースに積極的に参加して、アフリカ勢のペースや終盤のスピードアップなどを体験するべきです」
それにしても解せないのは五輪本番との「ギャップ」だ。この日は雪が舞う極寒のコンディションで行われたが、東京五輪のマラソンが行われるのは8月2日(女子)、9日(男子)だ。
「東京五輪は暑さ対策が重要です。代表候補を冬のレースで絞り込み19年9月以降のMGCで決めるというのは、やはりおかしい。代表が正式決定してからの強化では限界がある。マラソン選手強化の瀬古(利彦)リーダーはその点を明確にするべきです」(前出の菅原氏)
日本代表が東京の暑さに負けるのは恥ずかしい……。