大谷も慕う日ハム若きエース 上沢直之の挫折から再生まで
専大松戸から11年ドラフト6位で入団。当初は大学進学も視野に入れていたというが、最終的にプロ入りを決断した。当時球団GMだった山田正雄スカウト顧問は言う。
「(3年春の)関東大会を見に行って、そこではあまりよくはなかったが、素材としては先々伸びてくるかもしれないと感じました。体が大きく(187センチ)、腕の振りが柔らかい。球筋が打者の手元で伸びる。制球には苦労してましたが、大きなカーブが魅力でした」
【愛妻料理】
昨年12月14日に、同い年の札幌出身の女性と入籍。ホテルの最上階でプロポーズし、指輪と花束を渡した。「結婚して成績が落ちたと言われるのが嫌でした。僕のためにも奥さんのためにもなりません」(上沢)。好きな手料理はカレー。スパイスからソースを作ってくれるとか。
「料理の本を参考に何でも作ってくれます。(5月23日ロッテ戦の)登板前日には(スタミナを考慮して)炭水化物を取らないといけないこともあって、好きなミートドリアをリクエストしました。もちろん、おいしかったです」(上沢)