ケプカ史上7人目の全米オープン連覇 窮地をパットでしのぐ
【全米オープン 最終日】
昨年末に左手首を痛め、マスターズを欠場するなど4月末の復帰まで長くツアーを離脱していたブルックス・ケプカ(28)が、C・ストレンジ(1988、89年)以来、史上7人目の大会連覇を果たした。
最終日は3オーバー首位タイにケプカ、D・ジョンソンら4選手が並び、1打差5位にJ・ローズ、2打差6位にH・ステンソン、3打差7位にP・リードと上位にメジャーチャンピオンがずらりと顔をそろえ、優勝の行方は混沌としていた。
そんな状況でケプカは2番6メートル、3番1メートルの連続バーディーを奪っていち早く単独トップに躍り出て、前半は3バーディー、1ボギーで回り1オーバーでターン。
この日は、グリーンに水をまいてボールが止まりやすくなったこともあり、最終組から13組前でプレーしたT・フリートウッド(27=英国)が8バーディー、1ボギーの大会レコードタイの63をマークして、先に通算2オーバーでホールアウト。このスコアが後続組に重圧をかけていった。