地元は必死に寄付金集め 金足農“想定外”快進撃の舞台側
こう話すのは、金足農の運動部全体の後援会会長で、「金農甲子園出場支援協議会会長」を務める佐々木吉秋氏だ。
■1口2000円の追加募集
この「協議会」は、同窓会、父母会、野球部OB会、後援会などが一堂に会し、甲子園出場のための賛助金(寄付金)を集めているのだが、去る17日にはOB会のホームページ上に、
「勝ち進むことで、控え選手や吹奏楽の応援団の宿泊費用が必要となり当初の寄付金の予算を大幅に超える可能性が出てきてしまいました。皆様のご協力をどうぞ宜しくお願い致します」
と、賛助金の追加支援をお願いする案内を掲示した。
1口2000円で、銀行やJAバンクが振込先となっており、これを後押しするように地元紙にも掲載された。前出の佐々木会長が言う。
「当初、賛助金の目標を5000万円に設定しました。11年前に出場した際も同じ目標を立て、同程度の金額が集まりました。ただ、今回はもうひと頑張りしないといけない、というのが正直なところです」