日本人2人目の快挙 NBAデビューした渡辺雄太の実力と評判
ポジションはスモールフォワード。スポーツジャーナリストの梅田香子氏は「スピードにたけたオールラウンダーです」と、こう続ける。
「そのあたりは彼のお母さんの現役時代とそっくりですね。米国ではプレースタイルに加えて外国出身ということで、『ブルズ黄金期に活躍した、クロアチア出身のトニー・クーコッチに似ている』と言われています。日本国内では2メートル超えの選手が多くないので、彼らは本気で努力をせずとも、国内の試合なら勝ててしまう。だから、世界で戦える選手が少ない。その点、渡辺選手は米国でも熱狂的な人気を誇る大学バスケで努力を重ねてきた。英語の勉強も常に欠かさず、レベルの高さを痛感していたからこそ、『NBA』という言葉を簡単に口には出さなかった」
NBAを主戦場にする日も遠くなさそうだ。