大坂なおみ全豪Vでスポンサー殺到 手にする“副収入”も倍増
今季最初のグランドスラム、全豪オープンで見事優勝を果たした大坂なおみ(21)は現在、所属の日清食品を筆頭に用具メーカーのヨネックスなど計7社とスポンサー契約を結んでいる。全豪に勝ち約3億2000万円の賞金を手にしたが、プロテニス選手の収入で大きいのはスポンサー契約の方だ。
例えば、米経済誌「フォーブス」が発表した2018年度のテニス選手の収入ランキングによれば、男子トップのフェデラー(37)の年収は約85億9000万円。そのうちスポンサー契約料などの副収入が72億円超を占めている。
大坂も昨年の全米制覇後、大手スポーツメーカーのアディダスと契約更新。英紙タイムズはその金額を「年間650万ポンド(約9億5000万円)」と報じている。同紙によれば、これはアディダスが契約する女子アスリートでは最高額だそうで、更新前の金額から一気に10倍になったとみられているのだ。
■「過去に例のない経済効果」
経済学者で関大名誉教授の宮本勝浩氏がこう言う。