設楽悠太vs大迫傑 MGC男子優勝候補2人の気になる「稼ぎ」
もっとも、これはトップクラスの選手の話。血のにじむような練習をしても、収入という点では、他のプロスポーツとの格差は大きい。こんなに費用対効果が悪いスポーツはないかもしれない。
■スポーツライター武田薫氏の目
優勝は2時間12、13分と遅いタイムになることが予想される。
「4強」といわれる井上大仁(26)、服部勇馬(25)、設楽を中心とした優勝争いになるとみられる。彼らは駅伝で鍛えた駆け引きには定評がある。
設楽は30キロを過ぎてから後半の勝負に徹してくるだろう。
問題は、注目度ナンバーワンの大迫の出方である。
誰もが2位までに入り、東京五輪の出場枠を得たい。それは大迫も同様だろうが、2時間5分50秒の日本記録保持者。
所属チームは、2時間を切るタイムを目指しているプロ集団である。遅いペースに合わせて集団に入り、勝利だけを狙いにいくなら、何のためのプロなのか。