先発転向の楽天・松井が語る 東京五輪とメジャーへの思い
――リリーフは勤続疲労が蓄積しやすい。先発をやることで、そのリスクを回避する意味合いも?
「勤続疲労というよりは、先発をやることでスキルの面を高めていきたい、というのが一番の理由ですね」
――今夏の東京五輪出場を目標に掲げている。リリーフを経験している投手が先発もできれば、首脳陣としては使い勝手がいい。
「それはそうかもしれないですけど、先発をやれば選ばれやすくなる、という考えはありません。今年は先発でやっていくのですから、先発の結果しか評価の対象にならないですし、先発の仕事をしっかりすることが評価につながると思っています」
――2017年のWBCは最年少選手として侍ジャパン入り、3試合に登板して、無失点だった。
「WBCでは抑えることができましたが、僕自身、(15年の)プレミア12で失敗した印象が強いんです」
――韓国戦の九回に満塁の場面で登板するも、押し出し四球の1人だけで降板。その後、チームは逆転負けを喫した。