NPB・Jリーグ対策連絡会議で村井チェアマン株大高騰のワケ
NPB(日本野球機構)とJリーグが合同で設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第1回会合が行われたのが3月3日。計22回を数えた連絡会議でNPBの斉藤惇コミッショナー(81)とJリーグの村井満チェアマン(61)の<違い>が鮮明になった。
「もともとNPB側がJリーグに『一緒に取り組もう』と持ち掛けた連絡会議」(放送関係者)だった。ところが「オンライン会見で記者の執拗な質問に語気を荒らげることもあった斉藤コミッショナーに比べ、村井チェアマンは具体的な数字を弁舌爽やかな物言いで発信。いわゆる<デキる男>としてスポーツ界全体で評価が高まりました」(前出の関係者)。 そもそも村井チェアマンは「1月に中国・武漢で感染・拡大が報じられた時点で準備開始」「2月8日のゼロックス杯で観客用にマスク5万枚を手配」「2月21~23日のJ1、J2開幕日にマスク着用と消毒液による手洗いを徹底」など連絡会議発足前に矢継ぎ早にコロナ対策を講じたことで「決断と実行が迅速で的確。なかなかのやり手じゃないか」という声が飛び交っていた。
「プロ野球記者が<次期コミッショナーになってほしい>と言えば、サッカー界からは<2022年3月に任期が切れるJFA田嶋会長の後釜に決まり>という意見も出てきている」(関係者)
コロナで分かれた明暗――。