高校駅伝ケニア人留学生の年齢詐称疑惑 実情と打開策は?
「地方で生まれた子供の場合、親はすぐに役場に出生登録せず、1、2年以上も放ったらかしなんてことはざらにある。国民性と言ってしまえばそれまでだが、それは長距離選手が多いキクユ族やカレンジン族だからというわけではないのです。しかし、パスポートを作る際はあくまでも出生届に基づくので、実際は19歳でも17歳というケースはある。これは留学生を受け入れる高校の責任ではないものの、昨年アベック優勝した世羅高校のように、全国大会でケニア人留学生が強さを発揮するほど、日本人だけで戦っているライバル校はおもしろくない。年齢詐称疑惑は今後も出てくるでしょう。それでもパスポートが葵の御紋になっている以上、どうにもならないし、すべての留学生がこのケースに当てはまるとも限りません」
真実がみつからない難問というべきか。