山内一弘さんから私服のまま40分間“熱血打撃指導”を受けた
落合さんは何かと気にかけてくれた。1年目に走塁ミスをした時もそうだったし、私が二塁のレギュラーを掴んで以降、盗塁を失敗することがあっても、「塁に出たら(打席の)俺のことは気にするな。どんどん走れ」と言ってくれた。気後れすることなく、次の塁へと一歩を踏み出すことができた。毎年、主催試合が行われていた札幌への遠征時に私を含めた後輩4、5人にジンギスカンをごちそうしてくれたこともある。
85年、86年と2年連続で三冠王を獲得。飛ぶ鳥を落とす勢いだった落合さんが86年オフ、中日へトレードで移籍することになった。 (つづく)