著者のコラム一覧
山田隆道作家

1976年、大阪生まれ。早大卒。「虎がにじんだ夕暮れ」などの小説を執筆する他、プロ野球ファンが高じて「粘着!プロ野球むしかえしニュース」などの野球関連本も多数上梓。各種スポーツ番組のコメンテーターとしても活躍中。

首位快走の阪神が怖いのは秋の巨人 菅野は打てる気しない

公開日: 更新日:

 しかし、長年阪神ファンをやっていると、それでも不安になってしまうから厄介だ。先発ローテの安定感とクリーンアップの強打で勝っているなんて、そんな理想的な強さにはどうにも慣れなくて、腰の据わりが悪い。いくら序盤が快調でも、夏場以降になると期待を裏切ってしまうのが、これまでの阪神の伝統みたいなものだから、虎党としては常に不安で懐疑的な視線を向けてしまう。

 特に後半戦、巨人とのマッチレースになったら怖い。阪神の伝統的な巨人アレルギー、それはもう理屈ではなく生理的なレベルで起こるような巨人への過剰意識が、9月ごろの重要な局面になればなるほど表面化しそうで怖い。先週の巨人3連戦もそうだった。1勝2敗と久々の負け越しはやっぱり巨人戦。序盤の4月でもこれなのだ。

 この巨人に対する過剰意識はなんとかならないものか(私も含め)。秋風が吹くころ、関西マスコミが「いよいよ首位攻防の天王山、伝統の一戦」とか煽れば煽るほど、矢野監督は顔を紅潮させ、原監督は涼しい顔をしているような気がしてならない。絶対に負けられない試合がここにあると絶対に負けてしまう、それが阪神あるあるだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議