箱根駅伝まで2週間…「世界陸上」有望選手の故障が心配な日本陸連の複雑胸中
「高校野球で球数制限がない頃、プロ野球のスカウトは有望投手が甲子園で酷使されている姿をひやひやしながら見ていたそうです。『肩や肘を壊されたら終わり。本音は地方予選で負けてほしい』という話を聞いた。陸連にとっては、駅伝を走る三浦や不破も同じではないか。サンショーの三浦は世界陸上でメダルが狙える。女子の長距離界に現れた新星の不破は今が伸び盛り。順調にいけば、東京五輪女子1万メートルで7位の広中璃梨佳に続き、パリ大会で入賞が狙える。その不破は今季、全日本大学女子駅伝で5区を走り、6人抜きで区間賞。東日本駅伝も群馬のアンカーで37秒差を逆転して優勝。団体戦の駅伝も楽しいでしょう。好事魔多しで、こういう時こそ故障が怖いのです」(前出のOB)
ちなみに、1月の全国女子駅伝は陸連の主催。群馬のエースに「出るな」とは言えないし……。