大谷翔平がFTXアンバサダーに就任 ギャラを株式で受け取るメリット
FTXはすでにNBAのステフィン・カリー、NFLのトム・ブレイディともアンバサダー契約を交わし、今回大谷が加わったことで3大スポーツのスーパースターが出揃った形になった。またFTXはテレビ視聴率が40%を超すスーパーボウルのコマーシャル契約を結んだことも大きな話題になった。
FTXの29歳の経営者バンクマン・フリードは彼らを取引所の信用構築に使うだけでなく、数年後に予定されている株式上場に向け企業評価額を上げる切り札にしたいようだ。今年FTXは7月と10月に資金調達を行い孫正義のソフトバンクなどから計1500億円を調達した。スポーツ選手を通じたイメージ戦力も手伝って企業評価額は3カ月(7~10月)の間に2兆円から2兆8000億円に上昇した。上場する頃には企業評価額が今の数倍に膨らんでいることだろう。
■スカイロケットで上昇
これは大谷が今回のFTXアンバサダー就任で受け取った報酬も数倍に膨らむことを意味する。なぜなら大谷は報酬をドルではなく株式と仮想通貨で受け取っているからだ。ドルは持っているだけでは増えないが、上場を控えた有望な新興企業の株はスカイロケットで上昇する。大谷は知らぬ間に資産が数百万ドル増えていることだろう。