五輪女子カーリング ロコ・ソラーレの快進撃を支える「勝利の方程式」
今大会はゲーム終盤に投じるサードの吉田知那美(30)、スキップの藤沢五月(30)の2人のショットが好調だ。随所にスーパーショットを披露する藤沢のショット成功率83%は出場10チームのスキップの中でトップ。藤沢の前の3人目に投じる吉田は同80%でサード5位ながら、1位の米国選手(83%)とは僅差につけている(数字は中国戦終了時)。
野球でいえば1ゲーム(エンド)全8投のうち、5、6投目の吉田がセットアッパーとして相手の反撃を断ち、7、8投目の藤沢がクローザーとして締めるという展開が確立しているのだ。
リリーフ陣が鉄壁なチームがレギュラーシーズンを制し、短期決戦のポストシーズンで頂点に立つケースは少なくない。
吉田、藤沢とつなぐロコ・ソラーレの鉄壁なリレーで悲願の表彰台の真ん中に立てるか。