阪神は暗黒時代へまっしぐら…二軍もノーノー喫し8連敗→ウエスタン最下位の歴史的低迷
阪神周辺では、「このままでは暗黒時代に逆戻り」との声がある。昨季の阪神は、一軍がシーズン終盤まで優勝争いをしての2位。二軍はリーグ優勝、日本一を果たしたが、わずか1年で大暗転しているからだ。
「二軍が好調なら話は別ですが……」
とは、阪神OB。
「二軍が上位争いをし、育成が進んでいるチームは1~3年後に一軍で成果が出る。典型例は16~18年に3連覇した広島。二軍は13~15年に巨大戦力を誇るソフトバンクと2強を形成していた。一方、二軍の成績が振るわない球団が優勝するケースはほとんどない。ひと握りの若手有望株が一軍に吸い上げられ、故障者や二軍ズレした選手が多いため、一軍も低迷期が続く傾向があります」
プロ野球では以前から、<二軍が優勝した翌年に一軍が優勝>するケースが多い。近年でもリーグ制覇した17年ソフトバンク、18年広島、19年巨人、20年ソフトバンクはいずれも前年、二軍が優勝している。
16年のオリックスは一、二軍ともに最下位に終わるなど、1996年の優勝以降、長期低迷が続いていたが、2019年、20年に二軍が上位に食い込んだこともあり、一軍は昨季、25年ぶりに優勝した。