エンゼルス大谷翔平「トレード交渉」のドタバタ舞台裏情報! 期限迫りいよいよ報道過熱
期限10分前まで交渉
移籍期間の最終日を迎えるまでフロント、メディアとも気を抜けない。日本時間2日はエ軍の試合は組まれていないが、デッドラインを翌日に控えているとあって、エンゼルスタジアム周辺に待機したメディアの姿もあった。
「フラッグディール」といわれるこの時期のトレードは期限最終日のギリギリまで交渉が行われるケースが多い。1998年にはマリナーズのサイ・ヤング賞左腕ランディ・ジョンソンが3選手との交換でアストロズに移籍。エ軍もブロックバスター(大型)トレードをまとめており、2008年に強打者マーク・テシェーラを獲得した。“商談”がまとまったのは、いずれも交渉期限最終日だった。最近の日本人選手では、17年にレンジャーズに在籍していたダルビッシュ有がマイナー3選手とのトレードでドジャースに移った。両軍の交渉はダルの残りの年俸負担、交換要員で折り合いがつかず、合意に達したのは期限10分前だったという。
日本時間2日にはニューヨーク・ポスト紙(電子版)が、「エ軍は今夏、大谷を放出せずに残留する方針を固めた」と伝えた。同紙のヘイマン記者によると、ヤンキース、ホワイトソックス、パドレスの3球団が正式にオファーしたが、エ軍のアーティ・モレノ・オーナーが大谷、トラウトら主力選手の放出に消極的な姿勢を崩さなかったという。
エ軍は大谷に関する全ての交渉を打ち切ったとみられるが、二刀流のトレード話が水面下で進行しているとすれば、期限1分前まで気が抜けない。