DeNA1位・松尾汐恩の父が明かす 息子からの「非通知」着信を圏外の職場で心待ちにした

公開日: 更新日:

松尾汐恩(18歳・捕手・大阪桐蔭)=DeNA1位

「ときどき変態やなあと思うくらいの野球小僧です」

 そう話すのは、父の太志さん(43)。京都府内のゴミ処理施設で温度管理を担当する業務に就いている。

「息子は小さい頃からずっと外で遊んでいるような活発な子でした。家の中にあんまりいなかったので、買ってあげたおもちゃもほとんど出番がなく、バットとグラブがおもちゃ代わり。保育園のときも、公文に行かせていたけど、終わったらまた野球。

 あまりにも野球が好きで、仕事帰りにも自宅前や近くの公園でノックをしたりキャッチボールをしたり相手をしていたので、小学校1年のとき『精華アトムズ』に入れました。小学校5年のとき、錦織圭さんに影響されて『テニスがしたい』と言い出したことがあったけど、『とりあえず野球を頑張れ』と説得しました。今でも一緒に遊びに行くのは地元の野球仲間で、必ずグラブとバットを持って出かける。ゲームや漫画にはあまり興味がないみたいです」

■姉は阪神・北條の追っかけで2児の母

 太志さんも松尾と同じ「精華アトムズ」出身。小学生の頃は白球を追いかけていたが、中学からは野球を離れ、大人になってから草野球で“現役復帰”した。もともとは家族揃って生粋の阪神ファン。姉の優妃さん(25)も阪神ファンで、北條史也選手の追っかけをしていたという。現在は主婦で2児の母だ。太志さんは甲子園にも足しげく通う熱心な虎党だっただけに、阪神には辛口だった。

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