トラウトが復帰も大谷翔平のタイトル獲得にまた難題…9月のロースター拡大が逆に足かせに?
9月にはメジャーに登録できる26人のロースター枠が拡大され、各球団ともマイナーの若手を昇格させる。故障者の穴埋めや温存する主力の代役など球団によって起用法はさまざまだが、来季に向けて若手をテストする機会でもある。
エ軍もロースター枠拡大に伴い若手を起用する方針だが、タイトル争いをする大谷にとって足かせになりかねない。
現在、10勝(5敗)の大谷は13勝(7敗)でア・リーグトップのレイズのエフリンと3勝差の8位タイにつけている。中5日のローテ通りなら、今季は残り7試合に登板する予定。最多勝獲得の望みは十分にある。
9月昇格組の若手は来季のメジャー生き残りを図るため、目の色を変えてプレーする選手が大半だ。大谷の登板時に起用された若手が奮起すれば援護を期待できるものの、空回りして逆に足を引っ張られるリスクもある。これは22日現在、リーグトップの43本塁打を放っている打者としても同じことがいえる。
チームはプレーオフ進出が絶望的となったが、タイトル争いも視界良好とはいえないようだ。