阪神・大竹耕太郎の投球術は「早大 和田毅」の系譜 大学の先輩ソフトB有原航平もビックリ
20日のCSファイナルステージ(S)第3戦、5回2失点の好投でチームの日本シリーズ進出に貢献した大竹耕太郎(28)。
早大時代の3学年上の先輩で1年間、同じ釜の飯を食べたソフトバンクの有原航平(31)は、新入生だった大竹の能力に驚かされたという。
「真っすぐのスピードだけを見れば、大竹より球の速い投手はいました。でも、入学時からずっと投球術がすごくて、制球と緩急(の使い方)がめちゃくちゃいい投手だなと思っています」
大竹は有原の4年時に入学した。長い時間を共にしたわけではないものの、一緒に食事をしたり、さまざまな話をしたという。
「真面目でしっかり考えていますし、(1年秋から4勝を挙げ)実際に試合でも抑えていました。阪神に移籍して1年目から、新しい環境で活躍できるのは凄いこと。先発ローテに入って活躍しているのはうれしいですし、刺激にもなります」
投球術で言えば、有原もメジャーから復帰した今季、10勝をマーク。内角を突ける制球力、打者の読みを外すクレバーさは、熟練の域に達しているといっていい。