高3男子の体格 大都市圏ほど痩身
文科省が毎年行っている学校保健統計調査は、幼稚園児(5歳)から高校3年生(17歳)までの体格を都道府県別に網羅した、貴重なデータです。2013年データを使い高3男子の体格の違いを見てみましょう。
まず、平均身長です。いまの高3は背が高い。全国平均は170.7センチでした。1位は富山県(171.8センチ)、47位は沖縄県(168.9センチ)。その差は2.9センチありました。
体重については、全国平均が62.8キロ。1位は秋田県の65.2キロ。47位は愛媛県で60.7キロ。その差4.5キロとかなり大きな違いです。
体重(キロ単位)を身長(メートル単位)の2乗で割った値をBMIと呼びます。肥満度を表す指標としてよく使われています。そこで各都道府県の平均BMI値を計算してみました。
結果です。全国平均値は21.6。BMIの標準値は18.5~24.9なので、理想的な値と言っていいでしょう。1位は宮城県で22.3でした。平均体重が最も重かった秋田県は第6位(22.1)。最下位(47位)は神奈川県の21.2。愛媛県は次点(46位)でした。