政治評論家・有馬晴美さん(57) 胆のう結石(胆石)

公開日: 更新日:

 思い返してみると、20年以上前から2~3カ月に一度くらい、食後に肋骨がつるというか、上腹部に胃けいれんのような違和感があった。因果関係ははっきりしないけれど、胆石と関係があったのかもしれないですね。

 胆のうを全摘してからは食事の制限もなく、特に生活に支障はありません。ただ病後は便を押し出す力が弱くなった気がするかな。

 それより、体を心配して食や行動をセーブする自分に“そんな年になったのか”とちょっと寂しく思います。30年前、中曽根元総理がおかゆしか食べなかったことを不思議に思ったものだけど、年齢に応じた食を心がけていくとそうなるのですね。最近は僕もサラダバーで野菜をとるように心掛けています。

 手術から半年後、「フラットな目で調べてくれる」と周囲にすすめられ、人間ドックを受けました。結果は異常なし。「まだ何か病気が潜んでいるのでは……」という不安が払拭できたという点で、意味があったかな。

 でも、“人間ドックのために何年も待つ”というのもどうなんでしょう。日本は「健全病人」が多すぎる。健康のために検査を受け、酒を飲まず、早寝をし、血眼でマラソンをする、死なないように生きる……。これはどうかと思います。高血圧でお世話になっている老医師は、僕に訥々とこう言うんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」