要介護1が半年で要支援2に 「筋出力リハビリ」の劇的効果

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 筋出力リハビリの特徴は器具を使わないこと。椅子から立ち上がる、座ったまま足を水平になるまで上げる、壁に手をついて片足で立つなど至ってカンタン・低コストだが、これが驚くほどの効果を上げているのだ。

脳梗塞で半身まひの男性が立った

 宮田医師が考案した筋出力プログラムを実施するデイサービス「SD健寿 東尾久店」には、現在40人が通っている。その一人、80代の女性はこの春、大腿骨を骨折し要介護1の状態だったが、週2回、通ったところ半年後には要支援2にまで改善。また脳梗塞で右半身麻痺の60代の男性は、つかまり立ちもできなかったのが、1年後には手すり伝いに歩けるようになった。男性の妻は「介助が楽になった」と喜んでいる。

 腰痛で、前かがみになってしか歩けなかった70代の女性はリハビリで体幹がつき、姿勢を起こして歩けるようになった。80代後半の女性も杖なしで散歩ができるようになった。なかには、改善してしまったために認定が外れ、自費で通っている人までいる。ここに通う8割以上の人が、日常動作の改善に効果があったと答えている。

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