【救急医療】自衛隊中央病院救急科(東京都世田谷区)
自衛隊が使う大型ヘリCH―47は「チヌーク」と呼ばれ、座って55人、担架で24人を搬送できるという。年1回実施している首都直下型地震などを想定した「大量傷者訓練」では、大型ヘリを使った訓練が行われているという。
「陸上自衛隊衛生学校も隣接しており、多くのスタッフが衛生科隊員なので、非常事態の際はすべての患者さんに適切に対応できる能力をもたせています。それをベースに、平時は地域の救急医療を支えていきたいと思っています」
同科の設備は万全。さらに救急医療態勢を充実させ、より地域の救急医療に貢献できる病院を目指すという。
■データ
1956年開院。全国の自衛隊地区病院(15院)からの患者を受け入れる最終後送病院。
◆スタッフ数=常勤医師3人、非常勤医師1人、その他各診療科医師
◆年間患者数(2016年)=5531人
◆年間救急車受け入れ台数(同)=2134台