卵巣と子宮を摘出…やなせななさん手術決意に医師の信念

公開日: 更新日:

 そのうち、不正出血の量がだんだん増えてきて、ついには1カ月間も止まらない状態になり、量も多くて洋服を着るのが嫌になるくらいケアが大変になってきました。家族からも「頬がこけてる」と指摘されて、やっと大きな病院の産婦人科を受診しました。それが同じ年の年末です。

 そのときの検査は、膣からチューブを入れて子宮の奥の組織をこそげ取るというものでした。麻酔はなく、検査後に広がった子宮が収縮するタイミングで鬼のような痛みに襲われました。検査が終わったとき看護師さんから「休んでいきますか?」と言われたのですが、そんなことになるとは知らなかったので、「大丈夫です」と軽く答えて診察室を出たんです。すると、間もなく強烈な痛みが走り、病院のトイレに倒れ込んで緊急ボタンを押すはめに……。とにかく恥ずかしかったです(笑い)。

 後日、検査結果を家族と一緒に聞きにいくと、「もうちょっと調べないとわからないので、1日検査入院しましょう」と言われました。私は「そうなんだ」と深く考えもしませんでしたが、後になって聞いた話では、家族はすでに病院から「子宮体がんの疑いがある」と連絡を受けていたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」