「プール熱」には消炎鎮痛剤や漢方を使う 水分も定期的に
喉が痛いので水分補給を嫌がる場合がある。脱水に十分注意して、水分は定期的に飲ませるようにした方がいいという。食べ物は軟らかく、喉越しのいいものにする。たとえば「ゼリー」「プリン」「冷ややっこ」「そうめん」「冷ましたおかゆ」などがいい。
「翌日には必ず小児科、目の症状が強ければ眼科も受診してください。それは、目の充血の症状は『流行性角結膜炎(はやり目)』と鑑別する必要があるからです。学校保健安全法によって、咽頭結膜熱は症状がなくなった後2日を経過するまで、流行性角膜炎は医師が感染の恐れがないと認めるまで、学校への出席が停止になります」
また、子供がプールから帰って急に体調を悪くしたら、おぼれて肺に水が入り、肺炎や肺水腫などを起こしている「二次溺水」の可能性もある。3~72時間後に、「発熱」「呼吸困難」「せき」「たん」の症状が強ければ、夜間でも救急車を呼んだ方がいいという。