いつもの4倍超! 皮膚科医が教える“脱毛の秋”の育毛対策
■病気が影響しているケースも
内臓や体の内部から毛髪を元気に。それが一番らしい。それでも抜け毛の多さが気になる人は、病気が影響しているケースもある。甲状腺ホルモン異常、鉄欠乏症、亜鉛欠乏症、膠原病などによる可能性もあるという。
男性を悩ませる脱毛症は、そもそも何が原因なのか。現代社会のストレスや欧米型の食事などの影響も指摘されるが、1981年と2004年とでは、男性型脱毛症の発生率にはほとんど差がないというデータがある。先の指摘が正しければ、よりストレスフルな2000年代の方が多くないとおかしいだろう。
「実は男性型脱毛症は100%遺伝が原因。男性ホルモンが悪く作用する遺伝的体質のせいです」 確かに、性ホルモンの分泌が未熟な子供は毛がフサフサ。なるほど、男性型脱毛症を表す「AGA」は、“遺伝とホルモンによる脱毛症”を意味する英語の頭文字だ。
「脱毛症の改善には、ホルモンを抑える薬剤の使用や生活習慣の改善が重要です」
気になる人は、脱毛の秋こそ、医療機関に相談するときか。