入浴より安全で体にもいい サウナの誤解と正しい楽しみ方
サウナで具合が悪くなるのは飲酒後に入ったり、もともと脳の血管が狭窄していたり、心臓に血栓ができていたり、などの障害があったり、血圧が低いのに急に立ち上がって脳が虚血状態になったり、血圧調整障害をもっている場合。あとは“湯あたり”だ。大量の汗で体温調節ができなくなり、熱性失神、熱性けいれん、熱性疲労などを起こしてしまうケース。しかしこれはきちんと水分をとっていれば問題ない。
■最初は「ひな壇の下」に座る
サウナを楽しむにはどうすればいいのか?
「入る前に体重を量りましょう。汗で減った水分量を知るためです。かけ湯で体を温め、水分もとります」
最初はひな壇の下に座る。サウナに入った直後は交感神経が刺激されて血圧が上昇するからだ。
「サウナの室温は床と天井で25~30度違います」
入る時間は1回5~10分程度。元を取ろうと、無理してはいけない。
「汗が出て心地よいところで出るべき。体を休め、これを2、3回繰り返す程度にしましょう」