元クリスタルキング田中昌之さん 心筋梗塞が人生の転機に

公開日: 更新日:

「ガッ!」ときて「何だ!?」って思いました。よく「心臓をわし掴みにされる」といわれますけど、まさにそんな感じ。そして、ものすごく熱かった。アゴの下から心臓まで焼いた火箸をのんだような……。実際、のんだ経験はないですけどね(笑い)。

「急性心筋梗塞」で倒れたのは、2011年3月21日でした。東日本大震災の10日後だからよく覚えています。深夜0時ごろ、自宅でマネジャーと次のライブの打ち合わせをしている時でした。突然、心臓にあの痛みがきたのです。

■AEDを3回やっても心拍が戻らない

 子供のころから不整脈があって、胸が苦しくなることはそれまでも時々ありました。いつもは深呼吸をしてあばらを開くと治っていたのですが、その時は何度、深呼吸しても楽にならない。10分ほどして「やっぱり駄目だ」となって、初めてマネジャーに救急車を呼んでもらいました。ただ、搬送される前に風呂に入ったんですよ。“もう死ぬんだな”と思ったから……。ロックンローラーたるもの最後は身を清めないといけないと思ったんです(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に