花粉症シーズン本格到来 夜ぐっすりには睡眠対策が肝心
周囲に筋肉や脂肪分が少ない脳は外気温の影響を直接受けやすいため、冷たいものをダイレクトに当てれば温度は下がる。あらかじめ冷凍しておいたタオルを、就寝時に枕の上半分にかける。それだけで鼻の通りが悪くても寝つけるようになるという。その際は「耳から下の、首の部分は冷やさない」ように注意する。首には呼吸中枢などの生命維持機能が集まっているので、冷えると脳が覚醒して逆効果になってしまう。
■マスクをつけて寝るのもいい
就寝時に花粉をなるべく吸い込まないようにするのも重要だ。
「睡眠中は、その場所から移動しません。7~8時間も同じ場所の空気を吸い続けるところは寝床しかないといってもいいでしょう。だからこそ、枕まわりの空気をきれいにすることが大切です。花粉アレルギーの症状で眠れない人は、枕カバー、シーツ、布団カバーを小まめに取り換えて洗濯すると改善します。とりわけ枕は、睡眠中にかいた汗を多く吸収していて雑菌も繁殖しやすいので要注意です。いちいち枕カバーを洗濯するのが難しいという人は、枕の上にタオルをかけて、そのタオルを毎日交換するだけでも効果があります」