【甲状腺】昆布などの過剰摂取でホルモン産生は低下、弊害も

公開日: 更新日:

 分泌が不足する甲状腺機能低下症(橋本病など)では、体のだるさ、寒がり、便秘、体重増加、むくみなどバセドー病とは反対の症状が表れる。バセドー病や橋本病は、自分の免疫が間違って甲状腺に作用してしまう自己免疫疾患が原因とされている。

「年を取ってきて、加齢による甲状腺機能の低下でも同じような症状が表れやすくなってきます。また、甲状腺機能低下を起こす要因としてヨウ素の過剰摂取があります。甲状腺ホルモンの原料としてヨウ素は必須ですが、過剰摂取するとホルモン産生が低下してしまうのです。健康食品などで昆布製品を多量に取り過ぎるのは要注意です」

 甲状腺機能の低下では、足りない甲状腺ホルモンを服用する薬物療法が基本になっている。しかし、病気でもないのに甲状腺ホルモンを補充しているケースがある。それは、体の代謝を高めて“やせる効果”を狙った「甲状腺ホルモンを使ったダイエットサプリ」だ。むやみに補充していると、心臓病や不整脈を起こす恐れがあるのでやめた方がいいという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動