退院前日には、こうも言った。
「経過を診たいので月に1度は外来に来てほしい。気が変わる(治療を受ける)かもしれない」
医師の要請で10月22日、3度目の検診を受けてきた。
「小さくならない」と断言された頚部の腫れは、退院後、日を追って縮小。10月10日の段階で完全に消滅した。さらに、がん腫瘍マーカーの数値だ。この大病院では食道がん、扁平上皮がんの指標となるCYFRAが3.5、SCCが1.5以下が正常値なのだが、22日の私の数値はCYFRAが1.7、SCCが1.4だった。
医師にステージⅣの進行性と言われたがんは好転している。