手術11時間から生還 海援隊・中牟田俊男さん食道がん語る

公開日: 更新日:

 紹介された病院が自宅から遠かったので、福岡で開業医をしている友達に電話で事情を説明して、「うちの近くで、いい病院を探してくれ」と伝えると、2~3時間で「東京ならここがいい」と執刀医まで探して連絡をくれたんです。すぐその病院へ電話して検査をしたら、「どうしても開腹手術になりそうだ」と言われてしまいました。

がんのステージはⅠ」と言われたのは手術直前でした。でも、食道がんは転移しやすい部位らしく、軽くても重くても手術はほとんど同じみたいです。がんがあるのは食道の一部にほんのちょっとなのに、全摘でした。胃に近い食道だったので胃の一部も取り、リンパ節もごっそりです。

 当初は、食道の代用として小腸の一部を取ってツギハギする計画だったのですが、結局、胃をグーッと引っ張り上げて喉の方とつなぐ、昔ながらの手術になりました。小腸をつなげてはみたものの、腸の血の流れが悪くて「これじゃダメだ」ってなったようです。「つなぎました↓ダメでした↓また取りました」となったものですから、8時間だった手術予定が11時間になっていました。ボクは眠っているだけでしたけど……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「転職者は急増」なのに「人材派遣会社は倒産」が増えているワケ

  2. 2

    俳優・山口馬木也さん「藤田まことさんは『飲め、飲め』と息子のようにかわいがってくれた」

  3. 3

    驚きの品揃え! ダイソーでほぼすべて揃う「防災グッズ」の実力は?

  4. 4

    優勝の祝儀で5000万円も タニマチに頼る“ごっつぁん体質”

  5. 5

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  1. 6

    長嶋一茂はこんなにも身だしなみを意識している? VIOはもちろんアンチエイジングも

  2. 7

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  3. 8

    大関・大の里3度目優勝で期待される「大豊」時代の幕開け…八角理事長も横綱昇進に期待隠さず

  4. 9

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  5. 10

    国民民主党はやっぱり与党補完勢力だった! 企業・団体献金「存続」で自民党に塩を送る罪深さ