手術11時間から生還 海援隊・中牟田俊男さん食道がん語る

公開日: 更新日:

 目覚めたら家族がいて、「生きてた~」って思いました。でも、ああいうときは、夢の中のような心地というのか、考えていることが勝手にバンバン変わっちゃうような……。うまく言えないんですけど、意識が次々めくれる感じ。どうせなら、もう一歩踏み込んで“きれいなお花畑”でも見てみたかったんですけど、それは見られませんでした(笑い)。

 意識がちゃんとすると、痛みが定期的にやってきました。そんなときは自分で痛み止めのボタンを押すんです。ボタンを押すと薬が点滴に入るんですね。ただ、たくさんの管につながれて身動きできなかったのは2日間だけ。集中治療室から一般病棟に移ると、打って変わって「どんどん歩いて」と運動を勧められ、「何でも自分でしてください」と容赦ない。「まいったな」と思いました(笑い)。

■術後は体重が激減して風で倒れそうに…

 検査から手術を経て、退院したのは2週間後。その後に抗がん剤治療をしました。4日間投与して40日休むのを2回。それが最低限のようです。髪の毛は中途半端に抜けましたが、大きな負担はありませんでした。ただ、いまだに食べられないんです。食欲はあるのに、食べたものが腹に落ちていかない感じで、水を飲んで流し込もうとするんですけど、すぐに苦しくなってしまって……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議