ビール → 炭酸水で5kg減も「代用食品」ダイエットのコツ
あるいは「食べ過ぎるから太る」と単純に考えて、好きなご飯の量を減らす。そのせいでイライラが募り、結果的に食べてしまう。これではダイエットに成功するはずがない。まずは量を変えずに太りやすい食材をそうでない食材に置き換えることだ。実際、大阪大学大学院医学系研究科・病理学の仲野徹教授は著書「(あまり)病気をしない暮らし」のなかで自身のビール好きの理由は炭酸による喉ごしにあると分析。大好きなビールをただの炭酸水に変えて5キロ近くやせたという。
「主食のごはんを大麦に置き換えるのも手です。大麦は食物繊維が豊富で、100グラムに9・6グラム含まれ、白米の19倍に相当します。糖質代謝に不可欠なビタミンB1も豊富です。そのため急激な血糖の上昇を抑えて、血糖値やコレステロールを改善します。最近の研究では腸内環境を改善する乳酸菌を増やすことが確かめられています」
白米8割、大麦2割で炊いた1食150グラムのご飯を食べたとすると3食で国が推奨している食物繊維の摂取基準を賄うことができる。しかも、大麦の食物繊維は6割が水溶性で4割が不溶性とバランスが取れている。