著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

ホルモン補充療法が乳がんリスクに与える影響は小さい

公開日: 更新日:

③乳がんリスクはHRTを中止すると低下する

 つまり、エストロゲンを黄体ホルモンと併用すれば、施行期間とともに乳がんリスクが上昇する。しかし、そのリスク値は高くはなく、アルコール摂取、肥満、喫煙などによる乳がんリスクと同程度かそれ以下。かつ、HRTの期間が5年未満であれば有意な上昇は見られず、HRTを中止すれば乳がんリスクは低下するのです。

 もし、骨量低下や脂質異常症などの診断を受けたなら、期間限定でHRTを行うのもあり。HRTを行う場合、少なくとも1年に1回、乳がんを含む婦人科検診を受ければ、早期発見を期待できます。さらに、子宮を摘出した方が行うエストロゲンのみの治療では、上記のリスクは該当せず乳がんを減らすという報告もあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」