ミズイボ<1>スキンシップでうつる 乾燥肌だと再発しやすい

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 ただ、これらのミズイボは厳密には違いがある。伝染性軟属腫ウイルスのDNAの塩基配列は1996年に明らかにされたが、DNAの制限酵素切断パターンから4つの型に分類されている。小児、免疫不全者、成人の性器のミズイボは、その型がそれぞれ異なっているという。

 とはいっても治療法は同じ。もともとは数カ月から数年で自然消失する疾患だが、早めに治療した方がいいのは、その期間に他人にうつしてしまうからだ。

「ミズイボの中身は、ウイルスと変性した表皮組織からなる『モルスクム小体』という乳白色の粥(かゆ)状物質です。その小体が皮膚に接触して感染します。最も簡単な治療法は、ピンセットでつまむと臍窩から小体が出てきます。そのように一つ一つつまんで取っていくのです」

 他にも腐食剤を塗る治療法。大きいイボは、局所麻酔で切除、レーザーによる蒸散、液体窒素による凍結療法などを行う場合もあるという。

 再発予防では、ミズイボは乾燥肌だとできやすいので、入浴後に保湿剤を塗るのがいい。

 また、タオルやバススポンジなどを介した間接的な感染もあるので、発症者との共有は避けた方がいいという。

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