「たまにはいいよね」の「たまに」は本当に「たまに」?
冒頭の「たまにはいいよね」に戻ると、特に生活習慣病を発症しやすい年代である30~50代には、本当の意味での「たまに」はないと考えた方がいい。前述のように、「だれと」「どういう理由で」を抜き、「何を食べたか・飲んだか」で考えれば一目瞭然でしょう。
■少しでも体への負担を減らせる飲み方・食べ方を意識する
仕事上の付き合いや家庭サービスをやめましょう、と言っているわけではありません。そんなことは非現実的な提案です。それぞれの場合で、体への負担を少しでも減らせる飲み方・食べ方をしましょう、と言いたいのです。特にイベントが多い冬場には気を付けていただきたいです。
それではどうすればいいでしょうか? たとえば家族と過ごす日は、子供たちにならってノンアルコールデーにする。会社の仲間との気の置けない飲み会などは、つまみを豆腐や枝豆、豚しゃぶ肉といった高タンパク・低脂肪のものを中心に選ぶようにする。食事のメニューを自分では選びづらい仕事絡みの会食では、逆に酒の量を控えめにする。「“イベント”が続いているのが、今の自分の食生活なんだ」としっかり認識していれば、その場、その場でできることをうまく選択していけるはずです。