見逃されがちな動悸の原因 ホルター心電図をやってみる

公開日: 更新日:

 血液検査や甲状腺の検査、胸のX線検査なども大切。動悸は、貧血や甲状腺の病気、低血糖、呼吸器疾患などでも起こることがあります。これらの病気を調べるのが、血液検査など。心電図が正常で、血液検査も異常なしなら、精神的な影響でしょう。

 実は、ストレスによる動悸は最も多く、「疲れているせいかな」と放置されやすい。確かにほとんどはそうなのですが、疲れのほかに、血圧などの異常が重なっていることが少なくありません。それが、「疲労」という分かりやすい理由づけで納得してしまうと、本当の原因が放置され、「マズイかも」と思ったときには、手遅れになっていることがあるのです。

 放置する原因のひとつが12誘導心電図に異常がないことでしょう。本当に気になるときは、「精密検査をお願いします」と医師に伝え、せめてホルター心電図を受けるのが無難。万が一、心臓の異常では困りますから。
梅田悦生・赤坂山王クリニック院長

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育