虫刺され徹底対策 「虫よけスプレー」の正しい使い方とは

公開日: 更新日:

 また、ディート12%は、小児の場合、顔への使用は禁止。成人が顔に使う時は、手のひらに取って、目や唇の周りをよけて塗る。

「オーガニックの虫よけスプレーもありますが、ディートやイカリジンに比べると、効果が落ちるかもしれません」

 虫に刺されたら、どうするか? 症状が大したことがなければ市販の塗り薬でいいが、1日経ってもかゆみがひどい、腫れている、といった場合は、皮膚科を受診すべき。

「ステロイドの塗り薬を処方するので、市販薬より早くかゆみが治まる。5段階の効果の強さがあり、虫刺されのひどいかゆみには、最も強い効果のものか、その次のものを使います。局所に限られた期間塗るだけなので、ステロイドの副作用の心配はありません」

 腫れている場合は、虫に刺された部分だけでなく、患部全体に塗る。

 かくと、かゆみが増すばかりか、痕が残る。かゆくて我慢できない、寝ている間に無意識にかいてしまうという人は、抗ヒスタミン薬(内服薬)を医師に処方してもらおう。花粉症の治療薬でもあるこの薬は、かゆみを抑える作用がある。「かかないようにばんそうこうを貼る」という方法は、蒸れて菌が繁殖するリスクもあるので勧められない。

 虫刺されシーズンを何とか乗り越えよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末