どういう患者が医者に好かれるのか?または嫌われるのか?

公開日: 更新日:

がんの位置から、乳房温存では再発のリスクがあるとします。その説明を医者から聞き、患者さんが『再発リスクが高くてもいいから乳房を残したい』と言うなら、医者は患者さんの人生観を尊重し、それに沿った治療プランを立てるでしょう。これが私が言う“同じ土俵で話せる”です」

 しかし患者の中には、乳房温存のデメリットを医者が説明してもそれを聞こうとせず、「乳房を残したい。でも、再発リスクも低い方がいい」と言う人も少なくない。すると医者は「再発リスクが低いなら乳房全摘」と返すしかならず、堂々巡りだ。

「最初から感情的過ぎる患者さんは嫌がられる傾向があります。重大病を告げられてつらい気持ちも分かりますが、最初から『つらいんです』などと感情をぶつけられると、『状況判断に不要なデータばかりを出す患者』『オーバーに表現する患者』と認識されかねない。まずは冷静にご自身の症状を伝えるようにした方がいいでしょう」

 なにより、自分のために。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか