9月にジョギングを始めてはいけない 医師が挙げる理由5つ
9月に入り、朝晩の気温がピーク時より下がってきた。夏に蓄えた脂肪を燃焼させるため、ブームのジョギングに挑戦しようと思っている人も多いのではないか。
しかし、ちょっと待ってほしい。9月は暦の上では秋とはいえ、昨今の日本の現状は違う。今年も「9月30日まで全国的に平年より気温が高い見込み」とされており、30度以上の真夏日が何日も続くことが容易に予想できるのだ。
「まだまだ脱水・熱中症のリスクが続くため、9月に屋外でジョギングするのは避けるべき。そもそも、健康維持という意味では、ジョギングはお勧めできません」
こうきっぱり言うのが、医師で作家の米山公啓氏。米山氏はかつて国内外の文献を調べたことがあるが、「スポーツは体にいい」と胸を張って言えるようなものは見つからなかった。逆に勧められない根拠はいくつも挙げられるという。
「脱水・熱中症のリスクに加え、まずは膝へのダメージです。実は、私もジョギングにチャレンジしたことがあるのですが、すぐ膝が痛くなり、1カ月間膝痛が治りませんでした」(米山氏=以下同)