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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

仲間をつくったら運動嫌いの人が三日坊主に終わらずに済んだ

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 また、「血圧測定と体重測定をポイント化し、“対戦相手”と競争」という要素によって参加者のモチベーションが上がり、参加率も向上したそうです。

 友人同士で集まって走るようになり、運動習慣が身に付いたという人もいます。たまたま、あるハーフマラソンの大会に出場した人が「走った後のビールがうまい」と言いだしたのをきっかけに、5~6人で土曜日に10キロ弱のジョギングをするようになったそうです。運動習慣がなかった40代後半の男性は、このグループが発足して半年後に共通の友人を介して参加。完全に「飲み」が目的で、走ることにはほとんど関心がなかったそうですが、ちょうど走り始めたのが桜が咲きだす季節で、満開の花の中を走るのが気持ちよかった。

 一方で、周囲が男性のペースに合わせてゆっくり走ってくれることが、申し訳なかった。そこで、友人たちと走らない日曜日や仕事が早く終わった平日にも走るようにしたところ、徐々に10キロ弱を走るのに慣れてきて、友人たちの本来のペースに合わせて走れるようになった。仕事は必ずしも頑張ったから良い結果を出せるというものではありませんが、ジョギングはやったことが結果に反映される。体重と体脂肪率が落ちていくのも励みになり、今では友人と一緒に走る日を含め、週3日のジョギングが習慣化しているとのこと。

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