著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

服を脱いてベッドの上でセックスしなくてはと誰が決めた?

公開日: 更新日:

 セックスが痛くて悩んでいる女性を少しでも減らしたい。日夜「セックスの痛み」について考えているわけですが、そんな中で思ったことがあります。「前戯、挿入、射精」というセックスのパターンって、過去の時代につくられたイメージであって、カップルによってそれぞれ違ってもよいのだ! ということを。

 国立がん研究センターの2019年統計予測によると、女性のがん罹患のトップは乳がんで、罹患数は年々増加。どの病気でも同じですが、術後のQOL(生活の質)をいかに保つかが、近年、重要視されています。

 乳がんの場合、治療の内容によっては、体調が落ち着き普段の生活に戻っても、更年期のような症状に悩まされることがあります。その症状のひとつが、膣の乾燥や萎縮。すると、普段の生活でもヒリヒリ感やこすれた感じがあり、セックスでは痛みが生じやすくなります。

 最近は医師が事前に「こういう症状が出ますよ」と伝えてくれる場合もありますが、心構えができていても、急に性交痛を体験するショックは大きいものでしょう。日常生活が普通に戻っていく中、性生活だけがポツンと元の生活に戻らず取り残されてしまうのは、つらいです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース