孫の顔が見えなくなる…「加齢黄斑変性」の知られざる怖さ

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「加齢黄斑変性は一方の目に起これば、もう一方の目にも起こりやすい。しかし、ほとんどのケースで両方同時には発症しない。すると、一方の目に加齢黄斑変性があっても、もう一方の目が発症していなければ、正常な目で視力を補うので、異常に気付きづらい」

 チェックは、片目ずつ行う。方眼紙や窓のサッシなど格子状になっているものを片目で見た時、まっすぐな線がゆがんで見えたら要注意だ。進行すると、見たい部分が「ぼやけて見える」「不鮮明に見える」「暗く見える」といった症状も出てくる。50歳以上で発症しやすくなり、1年に1回はチェックすべきだ。

 もっと積極的にチェックするなら、眼底検査や光干渉断層計(OCT)を。眼底検査は人間ドックなどに入っていることがあるが、通常の健康診断には一般的に入っていない。OCTは眼科専門医がいるクリニックなどで受けられる。

 加齢黄斑変性によって「かわいい孫の顔が見えない」「新聞の読もうとしている部分がぼやける」「包丁で切ろうとしているところがはっきり見えず料理ができない」などと悩んでいる人は少なくない。後悔してからでは遅い。

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