朝一番の布団の中での「伸び」やストレッチは体を傷める

公開日: 更新日:

 記者の母は70代。ここ数年は朝起きてすぐのストレッチを日課にしているが、先日ストレッチ中に、これまで感じたことのないような痛みが腰に走ったという。

「60代以上の方には、朝起きてすぐにしっかりめのストレッチをすることをお勧めしていません」と話すのは、アスレチックトレーナーの三田貴史さん(=以下同)。

「人の睡眠時間は約6~8時間。この間、寝返りなどはあるにしても、ほぼじっとしていることになります。そうすると、筋肉は固まった状態になっています。その状態から、朝起きてすぐに強く体を動かすと、筋肉はびっくりしてしまい、うまく対応できなくなる。ぎっくり腰や筋を違えてしまう、なんてことになりかねません」

 朝に体を動かすことがダメなのではない。「いきなり強く動かす」がNGなのだ。

 では、どんな方法なら安全なのか?

「いきなりではなく、徐々に体をほぐしていく。朝起きて、ベッドや布団に仰向けに寝たままの姿勢でかまわないので、緩くねじる程度に体を動かしてみましょう。体を伸ばすというよりは、固くなったものをゆっくりとこねてほぐすイメージで行ってください」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…